種を蒔くひと。

  

 

 

私は あの人にあんなに良くしてあげたのに

 

どうしてあの人は 私に何もしないの?

 ありがとうの一言もないのよ。

 

 

 

別に私は見返りは求めない、でもお礼を言ってくれたっていいじゃない。

久しぶりに会った友人が言っていた。

 

なんだか矛盾しているなと思うと同じに、この言葉を思い出した。

 

 

 

 

 

 『受けるより与える方が幸いである』

 

人から貰うより人に与える方が幸せです。

 

 

 

それは一種の快感に似ている。

愛情とは違うし、優越感とも違う。

それは他ならぬ希望なのだと思う。

だから、与える方が幸いだと言える人は希望の種を蒔く人。

夢の芽がでたら、摘まずに、水をあげることのできる人だ。

 

私もそういう人になりたいな。

でも今はまだ、自分のことで一杯だけど。

 

今まで、そしてこれからも

私に種を蒔いて、水を注いでくれた人達に

いつか恩返しができたらと思います。

 

まぁ。恩返しなんて求めてないかもしれませんがね。